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WBC 攻守に大活躍の巨人・小林誠司

WBCで攻守に活躍を見せる小林
Photo By スポニチ

 【宮入徹の記録の風景】恐怖の9番バッターだ。侍ジャパンの小林誠司捕手(27=巨人)は第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に6試合全て9番捕手として先発出場。打撃成績は18打数8安打(打率・444)、1本塁打、6打点と予想を上回る好成績を挙げている。

 というのも昨年の小林は公式戦で巨人の捕手では最多の129試合に出場したが、打率はリーグ最下位の・204。長い巨人の歴史をみてもシーズン打率がリーグ最下位は過去に8人(9度)だけ。この中で打率の低い順では82年山倉和博・196、63年森昌彦・198、61年広岡達朗・203に次いで球団ワースト4位の数字だった。勝負どころでも精彩を欠き、昨年の得点圏打率はこちらもリーグ最下位の・219。巨人で規定打席以上の打者が打率、得点圏打率とも最下位は前記森に次いで53年ぶり2人目と打撃に関しては多くの課題を残した。

 それでも捕手としての能力は高く、昨年の盗塁阻止率はリーグ1位の・356。WBCのような短期決戦では機動力封じは失点を防ぐためにも大きなポイントになる。強肩が武器の小林が小久保裕紀監督の眼鏡にかなったのも当然かもしれない。実際、今大会6試合で侍ジャパンは10盗塁を記録しているが、許した盗塁はオランダ戦の1盗塁だけ。投手との連携のよさが抑止力として働いているようだ。

 リード面の評価は難しいが侍ジャパンの今大会の奪三振は59。アウトカウント別では0アウト17、1アウト14、2アウト28。相手打線から三振を奪ってのチェンジは24度もある(他の4度は試合終了)。1次ラウンドのオーストラリア戦では菅野が0―1の4回裏にウェルチから三振を奪いチェンジ。直後の5回表に松田の犠飛で同点に追いつく。同じ試合の6回裏は千賀がウェルチを2死から三振に仕留めると、7回表に中田が勝ち越し本塁打を放った。2次ラウンドのイスラエル戦でも0―0の6回表に平野がケリーを三振に打ち取りチェンジ。するとその裏、先頭の筒香が均衡を破るソロ本塁打を中越えに運んだ。小林の強気のリードは味方打線に流れを引き寄せる効果を生んでいるのだろう。

 話は前後するが、今大会に出場している選手を見るとオランダのバレンティンは11年ヤクルト入団1年目に打率・228でセの打率ワースト。翌12年は侍ジャパンの4番に座る筒香が同じく・218で最下位に沈んだ。小林を含め今大会は3人そろって大暴れ。屈辱を味わったことが成長の糧になったともとれる。侍ジャパンは1次、2次ラウンドを無傷の6連勝で乗り切り決勝トーナメントに進出。ラッキーボーイの小林がドジャースタジアムでどんなプレーを見せてくれるか。今から楽しみだ。(専門委員)

 ◆宮入 徹(みやいり・とおる)1958年、東京都生まれ。同志社大卒。スポニチ入社以来、プロ野球記録担当一筋。94年から15年まで記録課長。本社制定の最優秀バッテリー賞の選考委員会には、1回目の91年から26回連続で資料説明役として出席。

[ 2017年3月17日 09:00 ]

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