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中国の英雄・劉翔 走ったのは3歩だけ…

陸上男子110メートル障害1次予選のスタート前に苦痛の表情を浮かべる劉翔。この後、棄権した

 【北京五輪 陸上】北京五輪の“顔”だった陸上男子百十メートル障害の劉翔(25=中国)が18日、五輪連覇を懸けて1次予選に出場したが、右太腿の肉離れで棄権。他選手のフライング後、2度目のスタート前にトラックを去った。ハードルを1台も跳ぶことなくスタジアムから消えた国民的英雄に、13億人の中国国民はぼう然。その衝撃はあまりに大きかった。

 号砲の後、走ったのは3歩だけ。百十メートル障害の劉翔は足をひきずり、他選手のフライングが告げられても2度目のスタートにはつかなかった。右太腿に張っていたゼッケンをはがして退場。13歳から指導してきた孫海平コーチ(53)は「ここ数カ月間、痛みがあったが、16日からひどくなった。太腿だけでなくアキレス腱も痛めていた」と涙ながらに愛弟子の足の状態を説明した。
 アテネ五輪を制し、06年には12秒88の世界新をマーク。今年6月、ロブレス(キューバ)が12秒87を出して記録は破られたが、バスケットボール男子の姚明と並び、北京五輪の顔であることに変わりはなかった。経済誌フォーブスの試算によると、CM出演を含む昨年度の年収は2380万ドル(約26億1800万円)で、30%以上を国家体育総局などに寄付。顔写真の入ったポスターは中国全土に行き渡り、知名度と貢献度は抜群だった。
 だが、落とし穴があった。「一日中、誰かに囲まれ水を飲むことさえ不自由していた。食事の面倒も見てもらえなかった」という関係者の証言も。ビジネス優先で大事なものが忘れられ、5月下旬からの米国遠征で太腿を痛めた。中国人寿保険は劉翔の足を守るために1330万ドル(約14億6300万円)の費用を提供していたが、それも意味をなさなかった。連覇を狙った2度目の五輪は、国家と国民と保険会社を泣かせる結果となった。

[ 2008年8月19日 06:00 ]

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