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金哲彦氏に聞く【上】人生を豊かにするランニングの魅力とは?

ランニングの魅力について語った金哲彦氏

  年々高まりを見せるランニング熱、この時期はフルマラソンほか各地で大会が行われている。2月26日に行われる東京マラソン(2007年開始)が契機となり、ランニング人口は1000万人を超えるとまで言われる。完全に定着したランニング、マラソンの魅力について、マラソン・駅伝解説やテレビ番組、アドバイザーとして活躍中の金哲彦氏(53=NPO法人ニッポンランナーズ理事長)が語った。

 秋から冬、春にかけてのマラソンシーズンには全国各地で大会が開かれ、ここ数年の間にも横浜や金沢などで大会が新設されている。既存大都市マラソン大会も抽選倍率が高く、人気を集めている。金氏は“ブーム”は続いているとし「昔から走っている人はいた。今は、スポーツしていなかった人、走ることが嫌いだった人も参加して、(ランナーの)数が多くなった」と分析する。さらに、以前はフルマラソンの時間制限は5時間が中心で記録を目指す人が参加する大会だったのが、7時間(東京、大阪、名古屋ウィメンズなど)になることで挑戦しやすくなったという。

 参加のハードルが低くなったことで、記録を目指す人やダイエットやメタボ解消目的で“嫌だけど、つらいけど走らなくては”という意識が大きく変わった。さらにスポーツブランドがファッショナブルなウエア、シューズに力を入れ“ランニング=かっこいい”というイメージを広めたことも後押しした。

 金氏は「トレーニングで(心身が)変化するし達成感もある。つらいけどやめないし、それによって生活も変わる」と走ることがもたらすプラス面を挙げる。その上「ストレス解消という人も多い。外の空気に触れて、自然に帰ることができる」と精神面にもメリットがあると説く。IT関連や官庁で働く人、企業の幹部をはじめとした大きなストレスを感じる人もリフレッシュできる。

 意識の変化に加え、道具の進化もランニングの楽しみを広げている。中でもスマートフォンのランニングアプリが使えることになったのも一要因だ。以前はストップウオッチを持った人に記録を取ってもらう必要があったのが、走行コース、距離、タイム、ペース配分が走るたびに記録されるツールを持てるようになった。金氏は「自身のデータを容易に手に入れることができるようになったことも走りへのアプローチにつながる」と語る。

 身体的、精神的にメリットをもたらすランニング。これから始める人にとって何をしたらいいのか。金氏が言うのは「まず靴を買ってください」。靴がなくては走れない、至極当然だがその理由について「お店で試しに履いて歩くだけでも、すいすい行けて全然違うものなんです」と履いた瞬間に“楽しさ”を実感できるから。ショップの担当者からも有意義な情報を得て走り出せるというわけだ。

 次回は「初マラソンチャレンジへ 3カ月前からのトレーニング方法」。

 ◆金 哲彦(きん・てつひこ)1964年、福岡県北九州市生まれ。早大時代に箱根駅伝で活躍し、山上りの5区で区間賞を2度獲得。NPO法人ニッポンランナーズ理事長。全国各地のマラソン大会でアドバイザーを務め、選手から市民ランナーまで、幅広い層から厚い信頼を集めるプロ・ランニングコーチ。テレビやラジオでは解説者としてもおなじみ。1月には編著した「正しいマラソン」(サイエンス・アイ新書)を上梓した。

[ 2017年2月23日 ]

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