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VAAMプレゼンツ マラソンサミット2017【4】箱根駅伝出場チーム監督座談会(下)

座談会を行った(左から)金哲彦氏、上田誠仁・山梨学院大監督、大八木弘明・駒大監督

 「VAAMプレゼンツ第3回マラソンサミットinJAPAN2017」(スポニチ主催)が東京都中央区の明治ホールディングス株式会社講堂で開催され、全国のマラソン、ロードレース大会主催者ら約100人が参加。スポーツツーリズムや大会を取り巻く状況、箱根駅伝出場大学の指導者による座談会などが行われた。

 箱根駅伝出場チーム監督による座談会では駒大・大八木弘明監督(58)、山梨学院大・上田誠仁監督(58)に早大OBでNPO法人ニッポンランナーズ理事長の金哲彦氏(53)も加わり「マラソンランナー育成法」をテーマにして行われ、後半ではマラソンランナーの育て方やスカウティング、コンディショニングについて語り合った。

 学生を見てマラソンランナーに向いているのは、という問いに大八木氏は「練習が継続してできる選手。故障の多い選手はスタートラインには立てませんから。40~50キロの練習を淡々とこなすような選手」と言えば、上田氏も「基本的には同じだが、練習を冷静に見極めてやっていくほうが継続してやれる。精神的タフさ、戦うための意識を持っていないと練習に耐えられない」と心身両面の強さを備えることを条件とした。さらに上田氏は「これは教育論にもなるが、自分で工夫して学習してきた子は10年後に何か(得ているもの)がある。これはケニア人留学生にも言える」と教育者としての一面も見せた。

 また、スカウトのときにどこを見るかについて大八木氏はフォームについて「上下動の少ない重心のスムーズさ。あとはやる気があるか、夢を持っているか。藤田敦史(駒大OB、マラソン前日本記録保持者)はインターハイにも出ていないが大学は行ってから伸びた選手だった」、上田氏は「これでなければだめという見方はせず、フォームや性格、いいところを見る。基礎練習やれば伸びるところがあると感じたり、いろんな観点がある」とポイントを披露した。

 マラソンに向けてのコンディショニングについては、上田氏、大八木氏ともに「疲労を残さないこと」と口をそろえ「慣れないことはやらないほうがいい。練習のやりすぎに注意する」と、普段の練習をしっかりこなして、オーバーワークにならないようにすることの重要性を繰り返した。今年の箱根駅伝で山梨学院大はインフルエンザ感染のため、選手4人が走れないというアクシデントに見舞われた。上田氏はその点も踏まえて「いやというほど挫折を味わった。どんなに体力あっても台無しになってしまう」と振り返っていた。

 終盤では今後の選手育成について、大八木氏は「チームとしては箱根駅伝優勝。個人としては世界を視野に入れてやること。(選手の)心と体をしっかりつくっていきたい。気持ちだけでも高いレベルも持ってほしい。体がつくれた時に世界を目指せるような選手になっていく」とし、上田氏は「世界を目指す志のある選手を育てたい。競技者として日常生活から選手を育んでいきたい」と世界に目を向けた。金氏も「2020年東京五輪が決まって、選手の言葉も変わった。マラソン代表の1人になるという意気込みが明確にある」と、学生も世界で戦うことを意識していることを指摘し、将来に期待を寄せた。

[ 2017年3月3日 ]

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